29.1.22 あなたは誰を選びますか。

 デリヘル開業を専門とすることをアピールする行政書士は、僕が開業した10年ほど前に比べると格段と増えた。サイトを見れば、その人の実力、スタンス、考え方などが見えてくる。中には「それはありえないだろう」と、明らかに誇大広告と思われるところもある。正直に答えよう。僕のところに限っていえば、デリヘル開業や開業後に必要な書類などに関する問い合わせや相談は、ここ1年ほどは平均週1本程度だ。4、5年前をピークに減少している。
 僕の場合は、関東地域以外にも、中部エリア、関西エリアからの問い合わせも多い。僕も依頼者から試される一方、依頼者もまた試される。開業資金はけっして豊富ではないのにもかかわらず、遠方から相談に来られる依頼者は、開業に向けてやはりそれだけの強い思いを感じることができる。特に新規開業の場合、話は1時間では済まないことの方が多い。話してあげられることはいくらでもある。労務管理を適切に行いたいとの相談が増えているのも最近の傾向だ。さて、あなたは誰を選びますか。

28.7.26 仕事を欲しがっているヤツほど調子のいいことを言う

 仕事を欲しがっているヤツほど調子のいいことを言う。誰も本当のことなど言わないさ。ならば、俺が言う。

27.5.19 信念

 当然、食うためにその業務を行っているのだろう。僕も食うためにこの仕事をしている。けど、否定したい業種もある。例えば、社会的にはあまり歓迎されていない業種。それを扱うには、恥じらいやうしろめたさのようなもの、そして信念があって然るべきと思う。それらを持たずに扱う人を僕は嫌悪する。そう、単に好きか嫌いかの問題。「何が悪いのか、どこが問題か」と言い返されても、反論しようと思わない。ただ、僕はおそらくその業種を扱わない。原則、依頼は断れないわけだが、僕のような小物のところへはその業種の依頼はおそらくないはずだ。では、信念で食えるのか。食えるさ、少なくとも僕は食っている。

26.6.28 そうよ、仕事中よ。悪い?

 僕はその日、関西のある地方都市のホテル街にいた。打ち合わせを済ませ、午後3時頃だっただろうか、駅までの帰り道、一組のカップルとすれ違った。明らかにデリヘルの女の子。失礼な言い方ではあるが、けっして器量はいい方ではなかった。その女の子、チラリと僕の顔を見た。
「そうよ、仕事中よ。悪い?」
 そうとでも言いたげに、僕を睨みつけていた。僕としては、
「お兄さんもよかったら、この後どう?」
 そんな感じで笑顔を見せて欲しかったのだが、おそらく僕が蔑んだ視線でも送っていたように取られたのだろう。そのとき僕は、ある種のヒエラルキーというか、女の子と客の男との間に支配的な関係を感じ取っていた。このあたり、申し訳ないが文章では書き表わせられない。あるデリヘルグループの関係者がこう話していた。
「応募してきた女の子を不採用にすることはない」
 実はそれが、グループ展開にまで至った成功要因のひとつ。僕はなるほどなと思い、ホテル街を後にした。

26.5.24 上手いこと、言うなよ。

 ある開業サポート業者。なるほど、上手いこと言うなと思う文言が並んでいる。信じてしまう人もいるのだろう。けど、僕のスタンスとは決定的な違いがある。その業者は、「この方法を取らなければ失敗する」とも言わんばかりにプランを提示してくる。
 比して僕は、依頼者が望む方法に沿ったプランを提示する。そして、多くの依頼者が望むこと。それは、極力金をかけないやり方。当然だ、そうそう大きな額を用意できるわけではないから。ゆえに僕は、金をかけない方法を提案する。
 間違っていると言い切る人もいる。そもそも、それなりの金を用意できないのならやるなと。それはそれで、その人にとっては正しい意見。けれど、正解は必ずしもひとつではない。
 個々にとっての正解を見い出す、それがビジネスであり、成功。

26.2.8 いい仕事

「先生もやらはったらよろしいのに」
 たまに言われることがある。つまり、業界に精通しているのだから、おそらく成功するだろうという意味合いだ。
「バッチを取り上げられたら、やろうと思っているんですけどね」
 僕は決まってそう返答する。実際、資格を失ったなら、他に食いぶちはないかもしれない。ただ、僕自身、今のポジションが気に入っている。頭が悪いから行政書士をやっているわけだが、行政書士ゆえ見えるものがある。また、お節介なのだろうか、サポートする立場も嫌いではない。
 とはいえ、「デリヘルで食う」イコール「行政書士で食う」ことだとも思っている。この「食う」ことに関して、毎日24時間考え続けている。僕自身、こだわっているのは自らの発信。僕のサイトは、広く多くの人に見てもらいたいと思う一方、「ビビッ」とくる人を物色している。ゆえに、発信の意味合いが濃く反映されている中身になっている。ここで関係が成り立つと、いい仕事に結びつく。いい仕事、これもまた僕のひとつのこだわり。

25.12.13  僕はまたむき出しになりつつある。

 30歳代前半、僕はむき出し全開だった。理解してもらいたい一心で。40歳を過ぎて、今の仕事を始めるようになって、僕はむき出しになるのを止めた。そのほうが上手くいくだろうと思ったし、そもそも、理解してもらいたいと思うもの自体を持ち合わせていなかった。
 けど、最近、またもやすこしずつむき出しになりつつある。というのも、僕を真似するヤツが出てきたため。可愛く真似るのならまだいい。ところが、露骨に真似てくる。
 最初はほっといたのだが、真似するヤツが増えてくると、さすがに「真似できないもの」を提示したくなる。真似できるものならやってみな。どうせできやしないさ。その前に、うかつに手を出すと、火傷するよ。

25.10.18  どうだい、よかったら、訪ねておいでよ。

 夜中に目が覚めたのは、おそらく考え事をしたいといった意識が無意識に働いたため。この感覚はけっして嫌いではない。むしろ好きだったりする。考えがはっきりしているときは、こんな感覚に襲われることはない。えてして、まとまりがつかないときに生じたりする。ゆえに、今もどのように言葉にすればいいか、不明確な状態だ。
まず、思うこと。
「だめだよ、こいつ」
 そう思わせるヤツがいる。何がだめなのか。いろいろあるが、結局、キミにこの仕事は向いていない。もっとはっきり言えば、無理。キミはいずれ廃業するだろう。
 金に困っているのは誰もが一緒だ(いや、一部の人を除いてだろうが)。けど、それが親しい人や身内はともかく、そうでない立場の人から見えてしまうのはだめだろう。僕に見えてしまうということは、依頼者にも見えてしまう。例えばキミはそれを見透かされないために、依頼者に年上ぶったり、先生ぶったりする口調だが、僕にはそれがかえって見苦しく映る。
 キミに限った話ではないが、サラリーマン社会を自らの強い意志をもって飛び出したわけではなく、本来は自らは望んでいなかったところで弾け出された、あるいは追い出されたようなヤツにはこの仕事、難しいと思うよ。
 例えばそこに怒りのようなモチベーションが働いているのなら話は別だが、キミにはそれに代わるものがあるのか。何もないだろ。おそらくキミは、「ある」と答えるだろうが、それ、たいしたもんじゃないよ。無理して「ある」と答えているだけ。ゆえに僕はキミを突き放さざるをえない。僕はそこまでお人好しではない。

 昔、おそらく多くの人は呑気に生きていた。そんなやつらに対し、
「呑気に生きるんじゃねえ」
 といった気持ちで僕は世間と呼ばれるところのものに対抗していた。けど、今は多くの人が必ずしも呑気には生きられない。まず、例えば搾取されていることに気がつけよ。気がついたら、文句でも言えよ。
 文句を言ったところでどうにもならない? どうにかしようと思ったら金がかかる? 例えば裁判。確かに一般的にはそうだ。けど、幸い僕は金をかけない方法を見出すことに長けている。どうだい、よかったら、訪ねておいでよ。僕が求められていないのなら、黙って身を引くさ。けど、どうもそうでもないらしい。話してあげられること、いっぱいあるよ。

25.8.4


 必要悪との声もある。馬鹿言っちゃいけない。本来、ないほうがいいに決まっている。そこで働かなくていいのなら、働くべきでない。
 仕事なら他にもあるだろう。贅沢したいだけなんだろ。これまた馬鹿言ってらぁ。誰だって仕事は選びたいし、誰だって少しは贅沢したいだろ。そもそも、借金があれば、いくら質素に暮らそうとも、借金が減るわけでもない。子供がいれば、なおさらだ。

 いいんだよ、デリだって。理由があるのなら。男も同じ。他に受け入れてくれるところがなければ仕方ない。仕方がないってこと、いくらでもあるさ。
 優等生にはわからないだろ。そう、拗ねてるさ。けど、拗ねてるってことは、可愛く生きているってこと。
 僕はこの業界の女の子を可愛く思う。

25.5.3


 もちろん、ほめられた仕事ではないことなど、十分にわかっている。人に言われるまでもない。そう前置きした上で、こんなことを思ったりする。
 例えば、今朝の新聞。ベンチャー企業で成功を収めた息子が、町工場の家業が気になり、自分が抱えていたプロジェクトが一区切りついたところで家業を継いだという話。町工場は倒産寸前だったが、息子が立て直しに奮闘する。
 なるほど、いい話である。だが、こんな話が記事になるとき、息子が継いだがやっぱり潰れてしまったというオチにはならない。先の息子は東大大学院卒、いたって優秀であり、町工場は見事に再生、今では世界を相手に商売しているという。
 しかし、世の中、誰もが優秀なわけではない。
「いや、そんなことはない。やろうと思えば誰でもできるよ」
 なんていうのは、優秀な側の理屈。親父がやってだめなものを、息子がやってもそうそううまくはいきやしない。けれども、頭が悪いヤツでも、悪いなりに考える。そもそも、誰もが勝負したい。あるいは、今の状況から抜け出したがっている。そこで考え付いたのが、デリヘル。僕のところへ訪れるのは、そんな人たちだ。

 会社を解雇された。けど、満足な就職先などありはしない。別にわがままな条件を言っているわけでもない。三十歳をすぎれば、年齢×1万円くらいの月給がほしいと思うのは果たしてわがままか。
 だったら、自営するしかない。とはいえ、自営だって誰もが容易にできるものではない。ましてや、誰もが成功し得るものでもなく、金も必要だ。
 そこでデリヘル。僕はそれを否定しやしない。他にも状況は似たようなもの。元トラック運転手。塗装工の副業。フリーターの独立……。
 かくいう僕自身も非優秀者。優秀者だったら別のジャンル、あるいは他の仕事に就いているかもしれない。

 一方で、こんなじれんま。優秀でない者がデリヘルを開業して、果たして成功し得るものなのか。僕自身も今、身を置いている業界で成功しているとは言い難い。優秀でない者は所詮だめなのか。いや、そんなこともないだろうとの思いで、いつも頭をひねっている。ひねってひねって、もうぐっちゃぐちゃ。僕のホームページがぐっちゃぐちゃなのも、そのせいだろう。
 ただ、一言だけいうとしたら、それでも僕らはみんな生きている。デリを否定するヤツを否定する。

25.2.9


 ネットやホームページの話になると止まらない。別に好きなわけではない。必要にせまられて、詳しくなっただけのこと。なにしろデリでは、ネットに強ければ強いほど有利だから。当然、サポートする側としても、そのあたりは否応なしに詳しくなってくる。
 ホームページ作成はもちろん、ドメイン取得、レンタルサーバー、WordPress導入、マルチドメイン・サブドメインの活用、その他SEO対策など、ふさわしい方法をご提案します。

24.11.20

 独立して起業、開業しようと思ったら、普通はその業種に関してある程度の経験や何らかの資格を要する。だが、誰もが経験を積めるような、あるいは経験を活かせられるような働き方をしてきているわけではない。なにせ、労働力は搾取されている。
 そこで、デリヘル。経験、資格不要。確かに成功するには経営者としての資質こそ求められるが、それでもまずはチャンスが与えられる。誰もがいきなり大きな成功を求めているわけではない。ほんの少しだけ、せめて今より浮上したい、そう思ってそのチャンスを自ら作り出す。
 しかし、今やそのデリヘルもすっかり疲弊、酸欠状態。ボンベの酸素を使い切ってしまえば、再び元の生活へ。ますます遠のく浮上。その事実、現実を悲しく思う。
 おう、されど、されど、何とかしてやるさ。毎日、そのことばかり考えている。後ろめたさを抱えてるんだろ、だったら少しくらい浮かび上ろうぜ。いいんだよ、それで。

24.8.13


 法律だけ知っていても、この業界(デリヘル)のことは語れない。いや、その前に、どれだけの法律が関係しているか。風営法や売春防止法だけではない。実は意外な法律も複数、絡んでいる。それらを知った上で、実務的なことをどこまで語れるか。こればかりは業界に精通していなければ不可能だ。

 僕自身、「ネットの情報とは違いますね」と、よく言われる。当たり前だ。ネットの情報を真に受けてはいけない。世界はひとつではない。地域、エリアによって真実も異なる。僕は自己の実績に基づき、依頼者に話をしている。先日は気がつけば4時間、話っぱなしだった。けど、話せと言われれば、もっと話すこともできる。実績がなければもちろん、実績があっても少数では話すこともたかがしれている。僕の場合は豊富な実績ゆえの4時間。いつでも、どこでも、お話します。

24.6.13

 誉められた仕事でないことなどもちろん、もちろん、わかっている。思い出すのは、ある依頼者のこんな言葉。
「男として月に年齢×1万円ほどの収入が欲しいと思うのは、間違っているんでしょうか」
40歳なら40万円。結婚して子供がいれば、そのくらいの金は必要だ。昔は多くの人が普通に働いてさえいれば、その程度の金は手にすることができたはずだ。
 だが、今や普通ではない時代。一度、路線から外れてしまえば、ハローワークに駆け込んだところでそんな月収を貰える求人などありゃしない。
 そんな仕事があるとしたら、例えばリフォーム会社の営業職。ただし歩合給。契約が取れなければせいぜい基本給15万円程度。もちろん、契約などそうそう取れるものでもなく、中にはブラックな会社も少なくない。

 では、資格があれば、高待遇の仕事が見つかるか。とんでもない。医者や弁護士の資格ならともかく、たいがいの資格は就職や転職に多少は有利に働いても、高待遇が約束されているわけではない。
「大型トラックの免許を持っていても、給料25万円が相場です」
 と、先の依頼者。先月、バス運転手が起こした事故で運送業界の長時間労働が問題になったが、長距離トラック運転手のいねむり運転事故もけっして少なくはない。話題にならないのは、バスと違って死傷者の数が少ないためだろう。

 そもそも、資格を取るのにも金がいる。しかも、より多くの収入が期待できる資格ほど金がかかる仕組みになっている。安く働かされる、つまりは搾取。搾取しているのは一部の高収入者たち。しかも、彼らは往々にして守られている。

 さて、そこでデリヘルという選択肢。積極的に勧めることはしなくとも、それを選択した人を否定できやしないというのが僕のスタンス。かくいう僕もきれいごと言ってらぁ。僕かて金がほしくて、金が必要で依頼者から金を吸い上げている。

 ただし、デリヘルの選択は、搾取されたくないと思うヤツの抵抗であるならば、僕は迷うことなくそちら側に立つ。むしろ、抵抗はとことんすべきだと思う。僕自身をも含めて。

 ああ、僕はまた言いたいことを言ってしまった。理解されにくいこともわかっている。僕はまた、依頼者を取り逃がしてしまうのだろうか。

24.4.4

 2月3月、なぜか開業依頼が集中した。同時に、他の同業者の尻拭いもした。しつこく言うが、開業するだけなら誰でもできる。開業届の代理作成も然り。違いが出るのは、開業後のコンサルティング。

 ある依頼者。開業後のアドバイスを求めてきた。開業者なら常識とも言える知識を全く持ち合わせていなかった。開業の手続きは他の行政書士が行っていたが、開業後に必要なことは全くアドバイスされなかったとか。おそらく、しなかったのではない。アドバイスできなかったのだろう。知識がなかったがゆえに。

 さて、先日の依頼者。他は報酬が高く、当方が安かったという理由で事務所を訪れた。少々驚いた。実は春先は、新規登録の行政書士が最も多い時期。そのため、業界の実情を知らず、「風俗関係ならこのくらいの報酬が貰えるだろう」と、報酬設定されたサイトが否応なしに増える。まっ、いいけどね。そうたいして時間がかからぬうちに淘汰されるだろうから。

 また、こんな話もあった。
「自分がスポンサーになりますから、先生、実質経営者として開業してみません?」
 興味はある。ただ、今は残念ながらそこまでの時間が取れない。もしも万一、僕が今持っている資格で食いっぱぐれでもしたなら、その話は受けてみたいと思っている。

24.1.25


 僕たちの失敗

 同業者(行政書士)にこの業種に安易に入ってきてほしくはない。こう言うと、自分の職域を守りたいからだと思われるため、あまり言いたくはないのだが、それでもやはり言わずにいられないときがある。

 この業種、軽く考えていると痛い目に遭う。実際、痛い目に遭ったヤツが複数いる。幸い僕が痛い目に遭わずに済んでいるのは、バックボーンがあるから。僕は昔、店には裏口から入り、店からお金を貰っていた。雄琴へ行っても、僕の車には客引きは寄ってはこなかった。客ではないと知られていたから。表から入り、お金を払っていたキミとは違う。わかるだろ、正反対だってことが。

 さらにその昔、ベルリンの壁が崩壊した後の東ドイツ。クーダムStr.である女と待ち合わせをしていた。そのまま日本で言うところのレンタルルームに入り、彼女の写真を撮っていた。何が起こるかわからないと思い、パスポートはホテルに置いてきた。靴下にはいくらだったが忘れたが、紙幣を一枚隠しておいた。

 そのとき、わかったことがある。男は女性器にカメラを向けると、がぶりつきたくなると。近くで見たいから。

 写真がおもしろくなくなったところのものがあるとしたなら、それは望遠レンズのせいだろう。地雷を踏んだらサヨウナラ。けど、望遠レンズがあれば地雷を踏むこともない。

 安易に入ってくる同業者が、望遠レンズ抱えたヤツに思えてしょうがない。ゆえに僕はそんな彼らを非難し嫌悪する。仕事だって疑問だ。いい仕事ができるのか。ルーリードも言ってたろ、Walk on the wild side!

23.12.14


 デリヘルの話だったらいくらでもできる。文章もいくらでも書くことができる。セミナーも同様、1時間、2時間、いや、1泊2日の集中セミナーでもかまわない。小説だって書ける。いや、実際に書いてみた。文学賞には落選しちまったけどね。
 さて、具体的にはどんな話なのか。思いつくがまま羅列してみると、以下の通り。

・デリヘル開業にあたっての届出方法、必要な書類など
・事務所、待機所の探し方のコツ
・平面図、求積図作成
・使用承諾書
・ホームページ作成
・ホームページSEO対策
・集客、求人に係る宣伝広告費について
・デリヘル摘発事例
・注意すべき法令各種
・違反行為
・遵守行為
・雇用契約書、業務委託契約書について
・従業者名簿作成、保存における注意
・誓約書
・キャスト報酬体系
・税金(源泉徴収税など)について
・最低保証について
・県外での営業について
・変更届について
・事務所、待機所増設について
・ドライバーについて
・広告代理店について
・開業後に必要な書類
・顧客データベースソフト
・機密保持

 原稿執筆依頼もある。今、予定しているのは「摘発されるデリヘル・摘発されないデリヘル」。ネタならいくらでもあるさ。

23.12.13

 なんだか最近、デリヘルを扱う行政書士が一気に増えた。僕が扱い始めた頃は、よそで断られて、「やっと扱ってくれる先生が見つかりました」と話す依頼者も少なくはなかったっけ。
 迂闊に扱わない方がいいと警告はしているものの、まぁ、やりたいヤツは入ってくればいい。許認可に関しては、「うまくやってほしい」といったニュアンスで依頼してくることも珍しくない。このニュアンスを理解できずに安易に受注しようものなら、後で痛い目に遭いかねない。これは何も風営法に限った話ではない。特に専門外のジャンルであればなおさらだ。かくいう僕も今日、依頼を一件やんわりと断った。風営法以外のあるジャンル、違法なことを「上手くやってほしい」とのニュアンスだったから。勘が働いたのも幸いした。

 僕自身、大事にしている者は信念。その信念を元に、絶えず自分の立ち位置を確認している。昔は立ち位置を迷うことも多々あったように思う。今ではそんなこともなくなったのは、単に年を取ったせいかなと思ったりもする。迷うほど、若くはないということか。

 実際、「先生、本物ですね」と言われることがある。素直に誉め言葉として受け取っている。このジャンルに足を踏み入れて、もう長いからね。今日、偶然昔の仲間とあった。今なお、鋭いままでいたいと思う。

23.12.1

 最近、喋り過ぎかなとも思う。けど、話したいことは尽きることがない。話したいことがいくらでもあるというのは、僕自身も進化してきたがゆえのこと。

 先日、行政書士が相談にやってきた。初めてデリヘルの届出を行うので、手続の仕方を教えてほしいと。酒をごちそうしてくれたのと引き換えに教えてあげた。刺身の盛り合わせも注文してくれたので、企業秘密としていることまで教えてあげた。すると、
「えっ、そこまでサポートされているんですか。すごいですね」
 僕が開業後に必要だからと顧客データベースの作成まで行っていることを話すと、目を丸くして驚いていた。本当に目を丸くしていたから、僕の方も驚いた。

 そもそも、黙っていたらつまらない、おもしろくないだろう。逆に喋れば何かが起こる、と思うんだ。加えて、依頼者を試していると言えなくもない。俺はここまで進んでいる、ついてこれなきゃ、けっして容易ではないデリヘル経営、生き残れやしないぞと。
実際、事務所開業直後は、今と比べるとスカスカなホームページだったし、開業後に必要な資料として渡していた書類も薄っぺらなものだった。だが、年々、ボリュームが増えてきた。

 特に府外の依頼者は、わざわざ京都の行政書士に依頼するのをためらうことがある。そんなとき、僕は言う。
「一度、地元の行政書士に相談されてみて下さい。僕より知識が豊富だったら、そちらに依頼されて下さい」
 だが、結局は僕のところへ改めて依頼にやってくる。この話をすると、
「自信があるんですね」
 と言われる。いや、そうじゃない。自信なんかありゃしない。単なる事実、そう、単なる事実でしかない。

23.11.26

 稼げと思う。だって、金が必要なんだろ。だったら稼げ。ただし、ほどほどに。稼ぎすぎたところで、どうせ搾取されるだけ。ならば、ほどほど以上の分は、女に還元してやれと思う。

 脱ファイナンスな生き方、それもいいと思う。けど、誰にでもできるものでもない。俺もひとりだったら、試みたくもなろう。だが、家族がいたら無理だ。そもそも、脱ファイナンスなんて言ってるやつに限って、実はこっそり不動産収益があったりする。他人にも脱ファイナンスを押し付けるのなら、俺にもマンションやアパートを分けてくれよ。

 ごく少数の真の脱ファイナンシャルな人たちは、おそらく無口だろう。寡黙にストイック、そんな気がする。かくいう俺は、少々しゃべりすぎ? 実はなかばやけくそ気味なんだ。だって、そんな世の中だろ。

23.11.23

「事務所探しだけお願いできますか」
 申し訳ないがお断りしている。なぜなら、僕は行政書士だから。
「とにかく安くお願いしたい」
 報酬に関しては、ある程度、相談には乗るものの、僕はけっして「安さ」では勝負していない。安いだけなら他にいくらでもあるので、そちらをあたってほしい。

 理解されたいと思うがゆえ、この業種(デリヘル)に関して、主張、メッセージをこれでもか、これでもかと述べてきた。喋りすぎかとも思うほどに。とはいえ、実績、経験が蓄積されるにつれ、話したくなることはいくらでも増えてくる。事実、事務所開業直後の僕のサイトは、今とは比較にならないほどスカスカだった。
 ただ、あえて付け加えたい。理解ある人、彼らはえてして、成功している。

23.11.16

「不動産屋からの連絡待ちなんです。もう一週間ほど待ってるんですけどね」
 と、あるデリヘル開業希望者。デリヘルの事務所として使えるワンルームマンションを探してもらっている。希望する家賃はできれば5万円程度、上限7万円だ。だが、おそらくその不動産屋からは電話などかかってきやしないだろう。経験上、断言できる。

 彼らはけっして、親身になって探してなんかいやしない。苦労して使用承諾が貰える物件を見つけてきたところで、取れる手数料は他の物件同様、家賃の1か月分。ましてや、確実に契約してくれる保証もない。だったら、他の普通の客の相手をした方が楽に契約が取れる。物件もいくらでもある。
 また、ファミリータイプであれば、地域にもよるが家賃相場は10万円以上。つまり、10万円以上の手数料が貰えることになる。そのうち、ある程度は自分の成績、歩合給にも反映されよう。
 デリヘルの事務所を探している客は、上客でも美味しい客でもない。むしろ反対に面倒な客だ。だったら、探すのもほどほどにしておこう。他に普通の客はいくらでもいる。いちいち大家を口説く必要もない。

 このように考えるのが、大部分の不動産屋だ。結果、開業希望者はいつまで経っても開業できないまま。その間にも、貯金は日々の生活に消え、開業資金が削られていく始末。
 だったら、最初から専門家に任せておけと思う。俺なら1週間で事務所を見つけてくる。早ければその日のうちだ。エリアによっては、頭の中に「デリヘル事務所使用可能なマンション」のデータベースが構築されている。不動産屋以上の情報網だ。開業に要する期間もずっと早い。当たり前だ、この業界のプロだから。

 ただし、自分で行うよりも金は余分にかかる。それでも、無駄に過ごす日々がなくなる分、結果的には安くなる。場合によっては、不動産屋の手数料も半額で済む。開業が何か月も遅れることを思ったら、俺に払う費用などしれていよう。そう判断できるのが、賢明なる経営者だ。生き残る権利は、勝負したヤツにだけ与えられる。ぐずぐずしてたって、いいことなんて何もありゃしねぇ。

23.11.9

 ああ、もったいない。せっかく紹介したそのデリヘル事務所物件、見送ってしまうなんて。次の依頼者に振ってみたところ、翌日には下見に行き、手付金を支払ってさっそく物件を押さえることになった。家賃も手頃、その後の手続きも順調に進んでいるのは言うまでもない。

 デリヘルに関しては、物件がいくらでも見つかるエリアはともかく、そうでなければ出てきた物件に合わせて開業するのが基本。ときにはスピードも求められる。

 また、極力お金をかけずに開業したいという気持ちもわからないではないが、無料で入手できる情報は誤まった情報も含め所詮は無料の価値しかなく、信用できるところであれば有益な情報は有料。「安さ」にこだわった結果、失敗に終わったケースも少なくない。経営者としての資質は、お金の使い方にも違いがでるもの。いつだって試されている。

23.7.25

 もどかしく思うこともある。結局は、誰を信じるか。こういう言い方はあまりよくはないのだが、「案の定」と思うことがしばしばある。例えば、あるHP制作会社。話を聞く限り、そこは止めたほうがいいと、僕は開業者に意見を伝えていた。理由は簡単、納期を守れなかったから。もちろん、一日二日の遅れではない。後でわかったことだが、そこはデリヘルのホームページ作成の実績がなく、結局は他の業者からデリヘル用ホームページの作成キットのようなものを購入し、サイトを作り上げていた。いわば作成キットを転売し、料金を上乗せしていたようなもの。開業者はそのHP制作会社を知人から紹介されていたため、信用していたのだが、後日案の定とばかりにトラブルになってしまった。

 広告代理店も然り。無茶な出稿を提案してくることもある。僕に言わせれば、「代理店の言うがまま出稿していたら、結局は破滅する」。特にこの業界に初めて参入する開業者であれば、自分は業界のことを知らないという負い目も手伝って、広告代理店の営業マンの言うことを鵜呑みにしてしまいがちだ。
 はっきり言おう、誰もが開業者の「金」を狙っている。しかも長い期間に渡って、少しずつ取り立てようなどとは思っていやしない。金のあるうち(つまりは開業時)に取れるだけ取ってしまえとばかりに、「立ち上げ時には広告に300万は注ぎ込まないと失敗しますよ」と契約を迫ってきたケースも聞いている。「あなたのその資金、狙われていますよ」と忠告するのは、果たして僕の暴言か。

 ここで僕の考え。「デリヘルは小さく開業して、ゆっくり大きく育てよ」。もちろん、潤沢な資金を有していて、法人経営で行うような規模であれば話は別だが、運転手も雇うことなく、とりあえずはあくまでもひとりの個人事業主としてスタートさせるのなら、いきなり大きく経営してみようとしたところでやがてすぐに失敗する。

 今、この業界もけっして景気はよくはない。開業後、一応は軌道に乗っているところも「粘っている」というのが実際のところだったりする。そう、「粘れ、粘れ」と僕自身も思っている。そのためにも、最初は「小さく」で十分だと考える。
 そもそも、僕は「広告代理店に依存しない経営」を勧めている。もちろん、ある程度の出稿は必要だとしても、ミニマムにしておくべきだ。依存と外注は違う。依存は極力避けたほうがいいのは、この業界のみならず、他のどんな業界においても同様のはずだ。

23.6.8


 デリヘル開業の依頼者は大きく分けると二通り。

1 費用は多少かかってもかまわない。それより、「しっかり」と開業したい。大事なのは開業後の経営だから。
2 とにかく費用をかけずに開業したい。どこに頼んでも同じ。だったら安い方がいい。

 1はともかく、2の「どこに頼んでも同じ」については、「とんでもない」と言い切ろう。どこも同じだったら俺の存在価値がありゃしない。ましてや俺自身、あるものを犠牲にしながらこの業務に取り組んでいる意味も見出せなくなる。いや、どこも同じと言われると、むしろ悲しい。俺自身も懸命だから。

23.4.20


 世の中、どんなジャンルにおいても、そのジャンルに対応したいわゆる「成功本」「サクセス本」が出回っている。だが、それらの大半が「成功」になぞ導いてやくれやしない。間違っていることが書かれているとまでは言わない。書かれた通りに実践することができれば、成功することもあるかもしれない。しかし、書いてあることに無理があるのか、実践できない方に問題があるのかはともかく、実際には実践しきれないようになっている。ゆえに、成功者など生まれやしない。

 それら「成功本」「サクセス本」の中で、巧みなものがあるとしたなら、「他の人には実践できなくても、自分だけは実践することができる」と思わせるような本だろう。かくいう僕は、そこまでの巧みなテクニックは持ち合わせていないが、デリヘルに関していくらでも「成功論」をぶちまけることができる。もちろん、それを聞いたところで、成功できるほど甘いジャンルではない。

 しかし、それでも、成功に至る確率が20パーセント、いや10パーセントでも高くなればという思いでこの業界に関わっている。では、何を根拠に語っているのか。僕自身のプロフィールに他ならない。以下、参考までに記しておこう。

・5年に渡って、雄琴、京都、梅田、難波、三ノ宮、福原の店舗型性風俗店と業務上、関わってきた経験。
・5年間、風俗営業許可、無店舗型性風俗特殊営業の届出業務に関わってきた実績。
・5年間、祇園で店舗経営を行ったことのある経験。

 全て「5年」というのは、実は単なる偶然のことだ。ひとつ、自分の中で自負があるとしたなら、それは「客としての経験」では語っていないということだ。そこに他の同業者との違い、優位点があると思っている。

23.4.12

「デリヘルは表現だ」、こんなことを言ったら、「あいつ、また適当なことを言ってる」と思われるかもしれないが、ふと、そんなことを思ったのは、僕自身のスタイル、信念によるものだろう。法人としての経営ならビジネスであっても、個人事業主なら表現だと思いたい。理由は以下の2つ。
・後ろ指をさされる業種だとわかっていながらあえて開業するがゆえ。 
・女を扱い、女に評価されるがゆえ。
 これらには、当然「ファッション」が伴うと考える。例えば反骨、ファッションが含まれていることもあるだろう。女の評価もファッション抜きで語れない。つまりは表現だ。よって、デリヘルも表現すべきだと思うし、表現をなし得た開業者こそが成功すると思いたい。加えて、そんなことを考えるがゆえに僕が評価されているとしたなら、素直にうれしく思う。

23.3.28 僕は重い、重いんだ

 僕がこの業界に関わり始めたのは10年以上も前のこと。あの頃は、ネットによる集客なんてさほど期待されておらず、まだまだ紙媒体が中心だった。ところが今や集客効果は逆転、果たしてこの業界においても紙媒体は電子書籍へと形を変えて復活するのだろうか。
 あの頃、年配の経営者も少なくなかった。余計なお世話だけど、あの頃の経営者だった彼ら、今なお時代の流れに器用についてきているのかなと、ふと思ったりする。というのも、僕自身、ネットにまではついてこられたけど、電子書籍にはまるでついていけていない。
 本来、この業界は、「器用」であることが求められなかった業界。ところが今や「器用」であることが求められるのであれば、僕もいずれはついていけなくなるんだろう。少なくとも今、「スマート」ではない。
 不器用で何が悪いんだと開き直ってみたところで、単なる遠吠え。ただ、メッセージには溢れている。長年関わってきたからね。
 僕が属している業界で、このジャンルに関わっている僕と同世代の人は、実は案外と少ない。僕より下の世代の連中が関わっていたりする。つまりはガキ。
 「ガキが気軽に関わるジャンルじゃねえ」
と、突っ張ってみたくなるのも、長年関わってきた自負によるものだろう。はっきりしているのは、今も昔もガキは嫌いだということ。なぜなら、付き合いきれないから。
 例えば、思い通りにいかないと、「だったら、僕やめます」と、軽々しく口にする。逆に俺は格好悪くてもしがみつく。しがみつかなければいけない理由もあるし、けっして気軽な気持ちでやっているわけではないから。そう、僕は重い、重いんだ。自負や主張、信念もあればおのずと重くなる。依頼者もけっして軽くはない。だったら重くて当たり前、そう思う。

23.3.21

 昔はもっと楽に仕事ができたのにと思ったりする。といっても、おそらく気のせいであろう。昔は昔で、それなりに大変だったはずだ。とはいえ、「意気投合」してするような仕事が減ったと思うのも、はたして気のせいだろうか。誰もが金を欲しがっている今、それも仕方がないのかもしれない。ただ、「ズル」や「抜け道」の同行はできない。そんなところでの「意気投合」はありえないから。
 むしろ、けっして安くはない報酬を支払ってデリ開業の依頼をしてくる人のほうが意外と「純粋」だったりする。逆にとにかく安い値段でと求めてくる人の方が、合法精神に薄い。もちろん、僕自身、仕事が楽しめるのは前者。前者の方へ、安心してほしい。僕の持つ全ての知識、情報を提供する用意はできている。ネットで全てが事足りるのなら、僕は必要ない。しかし、ネット以上のものを提供してくれると信じてくれるのなら、僕との関係が成り立つ。意気投合しようよと、強く思う。

23.3.10  真実

 この都市では、商売なんか始めない方がいいとさえ思った。どことは言えない。腹黒い街でも頑張ってる人や、これから頑張ろうとしている人がいるから。
 そう、腹黒い。真っ黒な腹の中に小判を貯めこんでらぁ。目にしたある契約書、今まで見てきた同種の契約書の中で、もっとも腹黒い、つまりは作成者に有利な内容のものだった。足、引っ張るなよ。あんたの時代はとっくに終わってるんだから。
「図太くなきゃ、やっていけない」
 誰かが言ってたっけ。そうかもしれない。だが、太い神経は持ちたく思うが、図太くあろうとまでは思わない。むしろ繊細である方を望む。傷つくこと多々あれど。

23.3.3 

 ネットで検索してみると、数多くのサポート業者が引っ掛かる。その大半が行政書士。
「行政書士なんかに頼むから、失敗するんだよ」
おっと、これは言ってはいけなかった。そもそも、俺自身も行政書士だ。
 女に関わる仕事に就くには、資格がいると思う。もちろん、試験に通るだけでもらえるようなどこぞの甘っちょろい国家資格なんかじゃない。その点、幸い俺は鍛えられてきた。女の話はもちろん、前にも書いたようにデリの話ならいくらでもできるのもそのせいだ。事実、デリヘル開業に関するサイトの中で、最も記述量の多いのは俺のところだろう。
 ただし、断っておくが、鍛えられてきたといっても、女好きとか、経験豊富とか、そんなゲスなレベルの話ではない。ましてや風俗の経験だって、ないとは言わないが、実はほとんどありゃしない。逆に風俗マニアっぽい顔したデリヘル行政書士がいようものなら、軽蔑するだろう。
 さて、最近「言葉」に回帰してきた。昔、「言葉」で生きていた。こだわったのは、肉体的言葉。もはや自分の立ち位置に悩むような年ではないが、言葉がポンポン出てくる今の状態は健康な証拠。書きなぐるのがけっこう好きだったりする。
 そんな俺は、あることを決めている。もし「女」で飯を食うなら、屋号は「うさぎにみるくを。」と。決めているということは、やりたがっているということでもあろう。あはっ。

23.3.1

 情報商材としてのビジネスのお誘いは今のところお断りしている。けど、ネタならいくらでもある。デリヘル開業相談でも「止めてくれよ」と思うほど、喋りつくしてしまうこともある。
 ところで、開業相談での傾向として、以前は開業を決めた上での相談が主だったのに対し、最近は「成功しそうなら開業してみたい」といった段階での相談が増えた。それはそれで仕方がないのかもしれないが、「勝負する気がなければ成功するはずもない」というのも正直な気持ち。もちろん、「誰もが成功してますよ」なんて言えるはずもない。
 事務所も簡単に見つかると軽く考えている人も少なくない。地域にもよるが、親身に探してくれる不動産屋も限られているのが現状。
 さて、最近、開業フルサポート依頼者にお渡ししているのが「業界専門家だから話せるデリヘル開業読本(失敗しないためにも聞いてほしい9つのアドバイス)」。内容は、
・開業モデル資金プラン
・業界に精通している専門家かどうか見分ける方法
・デリヘル開業者が教えてくれた「女の子の退店を防ぎ、なおかつ新規入店者を増やす一石二鳥のコツ」
・失敗者が語る「×××××を店長に雇用するな」
・源泉徴収について
・URL・ドメインについて
・失敗者に共通する原因
 などなど。実はこんなものを書いているときって、けっこう楽しかったりする。おかげで他の原稿が遅れてしまう始末。けど、楽しいことから先にやってしまいたくなるもの。さあ、明日はきっと晴れ。忙しいのもわりと好き。

23.2.25

 デリ学ってのがあったら、1時間でも2時間でも楽に喋れる。なきゃ、自分で作ればいい? いや、そこまでの気はないんだ。片隅でちょこちょこやってる方が何かと都合がいいんでね。この前、はったり半分、挑発半分で言っちまった言葉が「成功させたきゃ、俺、引きずり込んでみなよ」。自信があるとか、そんなんじゃない。ただ、そう確信しているだけのこと。
 そうそう、今日は経営者相手に3時間ほど喋っちまったっけ。それだけ喋れれば上等、思えば、イグのときと同じだ。あの頃と変わっちゃいないということに安堵する。どうりで危機感が欠如しているはずだ。赤貧だって言うのにね。それだけ今なお楽しんでるってことも言えるけど。
 ただし、誤解しないでほしい。業界そのものが好きなわけじゃない。この業界で生きて行こうと決めた人たちが好きなんだ。逆に中途半端な人にはこういうことにしている。「迷っているのなら止めたほうがいいですよ」と。ああ、だから俺はまたしても客を失ってしまうのか。「上手く取り込めよ」との囁きも聞こえるさ。けど、それが上手くできやしないのも、あの頃と同じということか。

23.2.10

 本日、不動産屋を通してデリ物件契約成立。保証金が少々高いと思っていたが、値引きに応じてくれたので依頼者も納得。部屋のクリーニングが終了次第、図面作成に入る予定。
 ところで先日、問い合わせがあったのは東京から。京都でのデリ出店を考えており、それにあたってのサポート依頼。けど、結果的には引き受けなかった。話が合わなかったことが原因。というのも、デリの事務所が簡単に見つかるはずだと思っていたようで、報酬やサポート内容で納得できなかった様子。
 東京はともかく、京都でのデリ物件探しは容易ではない。もちろん、地域、家賃にこだわりがなければ見つかるが、それでも東京の事情とはかなり違う。僕自身、東京の物件を探してきたこともある。ゆえに東京の事情も多少は知っている。
 一方で、大阪のデリ店が関東に進出するケースも増えている。かくいう僕も、実は頭の中に「東京」がある。僕の場合、Uターン。あっ、でもさすがに今はもう、地下鉄は路線図見ながらでないと乗れないかな。首都高も迷子になりそう。

23.1.29

 今日は京都でのデリヘル事務所探し。実は京都でのデリヘル事務所探しは数カ月ぶり。開業相談はあっても、実際には開業には至らなかったケースが続いた。
 さて、エリアは伏見区内。なじみの不動産屋から情報収集。
「最近、使用承諾の印鑑をついてくれない大家さんが多いんですよ」
との声を複数聞く。以前は、そうでもなかったが、最近ちょっと事情が変わってきた?
 また、以前は使用OKだったオーナーも、今ではだめになった物件も。
「家賃滞納で退去してもらうのにたいへんだったんですよ。それでちょっと懲りたみたいで」
 とのこと。これはちょっと辛いなぁ。僕のデリヘルOKの物件データベースから、また一件消去されてしまった。京都はただでさえ、物件が少ないというのに。

 以下、紹介可能なデリヘル事務所物件。
■名古屋デリヘル事務所物件情報
→新栄6.6万円・今池6.0万円・吹上5.0万円・車道5.6万円・大須観音6.5万円・山王5.0万円(23.1.15現在)
■大阪デリヘル事務所物件情報
→日本橋8.0万円 日本橋5.5万円 谷町9丁目10万円(23.1.16現在)
■京都デリヘル事務所物件情報
→河原町10.0万円・下京区4.4万円(P空有)・祇園7.35万円・東九条9.5万円・近鉄伏見10.0万円(23.1.29現在)